次の資料は、最近の就職環境について、ある中学校にて配布されたものです。
高校生、もしくは大学生に知らせる内容と思える程ですが、実際、現場も相当危機感を
持っていると考えられます。
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将来の就職環境(身近な企業でも)変化の波
・事務系は全員、技術系は半数が海外赴任を前提に採用 (日立製作所)
⇒日立製作所は2010年春に入社する社員から、事務系は全員と、技術系は半数を
海外赴任することを前提に採用すると発表している。また若手社員を対象にした、
海外七の実務研修や長期海外出張なども大幅に拡充する。
・社内の公用語は英語。英語が出来出来ない役員は2年後にクビ
楽天・ファーストリテーリング(ユニクロを展開)
⇒今までは海外展開が進んでいる企業において、社内の公用語は英語というのは
珍しいことでは無かったが、最近は身近な企業でも、英語の公用語化が進んでいる。
英語は、読み書きそろばんと同じで必要条件となる企業が増えている。
・新採用では、国籍を問わないグローバル採用枠が拡大し、
日本人採用枠を大幅縮小する企業が増加
(パナソニック・ローソンなど多数)
⇒例えばパナソニックの場合、2011年度の新卒採用では外国人を増やし、
1390人の新卒採用のうち、グローバル採用枠が1110人、日本人は290人に厳選した。
積極的な留学などで最低2カ国語以上を話せて、専門知識の勉強もしている中国人や
韓国人と、就職の場面において同じ土俵に立だなければならない状況になっている。
大学卒業時に生徒を待ちうける構造的な「就職氷河期」
4年生、内定率低迷冷え冷え就活
文部科学省などが公表した来春卒業予定者の就職内定率(2009年10月1日現在)
は62・5%で、前年同期め7・4ポイント減。
下げ幅は調査開始以来最大で、就職氷河期といわれた98年を超えた。
関西私大大手の関関同立も例外ではない。
内定率は関西大(大阪府吹田市)の場合、11月で前年同月比約1割減の約8割。
関西学院大(兵庫県西宮市)もIO月時点で1割減の約8割だ。
同志社大(京都市)は10月の調査で前年の5ポイント減で84%だった。
立命館大(同)も約1割少ないと見ている。
中堅私大ではさらに厳しく、前年比3割減の大学もある。
⇒ 一方で・・・
中国人留学生は引く手あまた
国際感覚と語学力が武器に内定率90%超え。